湖から流れる川で夜ガサ面白かった!
湖の影響で独特の生態が!
今回は来たのは湖から流れ出る中規模河川。
海からは遠いですが、湖があるおかげで普通上流では見られないような生物が期待出来る! ということで早速 川に入っていこう!
ライトを照らして岩場を確認。まず目に飛び込んで来たのは・・・
白い光の点 水底に無数にある。
そう まさに彼らは湖の影響で生息している生物なんです。
本来テナガエビやスジエビは幼生の時期に海まで降って豊富なプランクトンを餌に育ちます。そのためプランクトンが安定して発生しない川は育つのが難しいのです。
しかし湖や池の止水で餌が豊富にある環境であれば繫殖ができるのわけです。
(ちなみに一生を海水の混ざらない淡水域で暮らす個体を陸封型と呼ぶ)
次に見つけたのは
またしても湖の影響を受けている生き物。本来ウキゴリは海から数十キロも離れた、こんな上流に居るはずもないが
やはりの湖の豊富な餌で育つことが出来るらしい。
石の下に何やら尻尾が出てるのに気付き網をセットして石を動かすと・・・
バチャバチャ!うおおっ!!!!
・・・採れた!
これは立派なギギ!ナマズ目ギギ科の魚。この愛嬌ある顔がたまらなくかわいい。
今回は写真撮影も兼ねて来たので、カメラを構えてパシャリ。
中々良いのが撮れたのではないでしょうか。
今度はだれだ?
まだら模様の背中に横に突き出た胸ビレ
これは・・
カマツカだ!
色が地味な割にマニアの中では独特のフォルムが人気の高い魚。無論僕も大好きです。
2019年新たに二種類のカマツカが新種として発表されたので、どの種類かな~と観察してみますがどうやら普通種のカマツカだったよう。
その後も様々な魚が採れました
今回は湖が育む独特の環境を観ることが出来ました。地域が変われば植生が変わる、標高が変われば気温が変わる。まだ見ぬ世界があると思うとワクワクが止まりません
皆さんも水域による環境の差を感じながら
川に足を運んでみてはいかがでしょうか。